充電式補聴器と電池式補聴器

2021.03.19

補聴器は充電式?電池式?

数年前まで電池式補聴器しかありませんでしたが、近年各メーカーより充電式補聴器が発売され、昨年世界初のオーダーメイド耳穴式充電補聴器が発売されました。

では、補聴器は充電式が良いのでしょうか?それとも電池式が良いのでしょうか?

答えは“その人の身体状況や予算で決める”だと思いますが、

それぞれのメリット、デメリットをお伝えしますので、皆様の参考になれば幸いです。

電池式のメリット

電池式補聴器の最大のメリットは選択肢が広いことです。

耳掛け式、RICタイプ、耳穴式でも小型(IIC)からカスタムサイズまで聴力や補聴器装用した時の見た目など様々なご要望に対応できます。

電池式のデメリット

手間がかかる

電池式はその名の通り電池が必要となります。

電池寿命は補聴器を毎日8~10時間位使用する方で1週間程度で交換が必要です。

補聴器を使用しない時には補聴器から電池を取り出し、補聴器本体を乾燥ケースに入れて保管します。

電池交換や乾燥ケースでの保管は指先の感覚が鈍くなったり、麻痺やしびれのある方には非常に困難な作業となりサポートが必要な場合もあります。

充電式のメリット

操作が簡単

電池式でお伝えした電池交換や電池を取り出して乾燥ケースに入れるなど細かな作業が一切ありません。

補聴器を耳からはずして充電器にセットすれば電源が切れて充電が始まり、充電器から補聴器を取り出せば補聴器の電源が入り使用できる。

操作が簡単でどなたでも簡単な練習で使用できます。

充電式のデメリット

充電が切れると使用できない。

当たり前の事ですが、充電を忘れると使用することができません。

電池式の場合は電池交換することでいつでも使用する事ができます。

災害等でライフラインが停止した時の事を考えて電池式をお選びになる方もいらっしゃいます。

電池式より選択肢が少ない

耳穴式補聴器の場合、小型充電式補聴器は今現在販売されておりません。

また、充電式耳掛型補聴器を販売しているメーカーも多くはありません。

この様に自分が使用したいタイプの補聴器を選択できない場合もあります。

いかがでしたか

電池式、充電式それぞれメリット、デメリットがあります。

自分にとってどちらが良いか、相談のみではなく実際にお試しいただく事をオススメいたします。

さくら補聴器では電池式、充電式すべての補聴器を1ヶ月お試しいただけますので、安心して自分に合う補聴器を選ぶことができます。

名古屋市内、その近隣市町村であれは訪問いたしますので、お気軽にご相談ください。