訪問補聴器販売について
2021.08.30
“補聴器の訪問販売”と聞くと皆様はどのような販売スタイルを想像されますか。
今回は皆様に少しでも安心してご相談いただくために、弊社の訪問販売について
ご紹介させていただきます。
相談・販売の流れについて
- 弊社にご連絡いただき訪問日時の調整をして訪問日時を決定します。
- ご自宅や介護施設、病院などへ訪問して補聴器装用に必要な問診・耳道内に傷や耳垢つまりがないか、鼓膜の有無などを確認します。
→このときに傷や耳垢つまりなどがある場合は耳鼻科受診をおすすめします。
- 補聴器調整に必要は聴力測定を行ないます。
- 補聴器形状(耳穴式・耳かけ式)やタイプ(充電式や電池式)、補聴器の機能と価格などのご説明をさせていただき、聴力に合わせた試聴を行ないます。
- 言葉の聴こえ方、生活環境音の聞こえ方を確認していただき、言葉の聴こえが改善され環境音が不快にならない程度に補聴器の細かな調整を行ないます。
- 補聴器の操作方法や脱着練習を行ないます。
- 1週間程度ご試聴いただき、きこえや操作方法などに問題がないか確認を行ないます。
このときに問題点があれば改善して、再度試聴を行ないます。
- 試聴・問題点の改善を1ヶ月程度行い、購入か返却のお答えをいただきます。
- 返却の場合は補聴器試聴の終了となります。
ご購入の場合は今後の継続的なアフターケアについてご説明させていただきます。
- ご購入後1ヶ月後に問題点点がないか確認訪問を行ない、以後3ヶ月に1度定期訪問を継続して、補聴器メンテナンスや補聴器の音質調整などを行ないます。
・なぜ訪問補聴器販売なのか
補聴器を使用するには複数回の調整と時間が必要です。
補聴器のご相談をいただき、補聴器を使用するためのご説明をさせていただくと「えっ!補聴器って着けたらすぐに快適にきこえるんじゃないの?」と言われることがあります。
補聴器を装用してすぐに快適に聞こえることは希であり、長年、徐々に衰えてきたきこえに対して、補聴器を着けて上手に聞き取れるようになるには数ヶ月のトレーニングが必要なのです。
長年補聴器販売店舗で経験したこと
私は補聴器業務に関わらせていただき20年以上が経過します。
補聴器販売店で勤務したころ店頭販売でご満足いただく方も多くいらっしゃいますが、ご満足いただけない方もいらっしゃいます。
ご満足いただけない方の話しを伺うと
“何度調整してもらってもよくならない。”
“お店で補聴器調整してもらい家に帰ったが、テレビの声がきこえにくい”
“家族の話しの内容が分からず聞き返したら息子から「補聴器をちゃんと調整してもらいなさい!」と言われた。
“何度もお店に行って調整してもらうのは申し訳ない”
“身体機能低下によりお店に行くのが困難になった”
など様々な声が聞こえてくるのです。
お店に来ていただくのではなく、こちらからお伺いすれば解決できるかも
そう思い訪問を始めました。
実際の生活環境を確認しながら補聴器を調整することは今までの補聴器調整と大きく違いました。
・窓を開けてテレビを見ているので周囲の音が大きくテレビの音がきこえにくい状況だった。
・息子夫婦は隣の部屋から声をかけるため話し方に問題があった。
・ご自宅の近くに公共交通機関がなく店舗へ行くことは大変であった。
など、店舗では気づくことができない情報が多くあったのです。
その後、訪問専門の相談・販売を行なうことで、本人様・ご家族様と一緒に説明~試聴
聞こえ方の確認が行えるようになり今では多くの方にご満足いただいております。
弊社では補聴器使用者様が補聴器を使わなくなるその日まで訪問を行ない“より良いきこえと皆様の笑顔”をご提供させていただいております。